【THE LAST KING OF SCOTLAND】
2006年アメリカ/イギリス製作
出演:
フォレスト・ウィッテカー
ジェームズ・マカヴォイ
かつてのウガンダの独裁者、アミン大統領の物語。
・・・っと聞いて、残酷な場面がてんこ盛りの映画か、
それとも、【THE LAST KING OF SCOTLAND】というウガンダとはかけ離れた題名なので、
「コメディー映画」のどちらかと思った。
しかも、主演が【フォレスト・ウィッテカー】という、どう見てもアミンとは似つかわしくない俳優なので、コメディーの線もあるなと思った。
・・・っで、観始めたらまじめな映画であることがすぐ分かり、「いつ残酷な場面が出てくるのか」とハラハラしながら観ていた。
残酷な映画だったかどうかは、ネタバレになるので止める。
印象に残ったことだけ挙げる。
1)【フォレスト・ウィッテカー】はこれでアカデミー主演男優賞を取ったという。
確かに、予想外の演技力。(失礼。)
だが、目が優しすぎる。
それが返って、不気味だという反論もあるだろうが、それにしても彼の目は優しすぎる。
2)実は、【ジェームズ・マカヴォイ】が出ているからこの映画を見る気になった。
言わずと知れた、【ウォンテッド】の俳優だ。
彼演ずる「ニコラス」が体現するものは何だったか?である。
アフリカに対するヨーロッパ人、あるいは白人そのものであるはずである。
一般的なアフリカ観に対する痛烈な批判がこの映画のテーマであろう。
3)題名【THE LAST KING OF SCOTLAND】の意味。
結局、アミンのような怪物を作り上げたのは誰か?との問いであろう。
見たあとの感想は「痛い映画」。
かなり痛い。
身体的な痛さとともに、心の痛さを感じさせる、よく出来た映画である。