【夫婦善哉】【夫婦善哉】 織田作之助著 1940年4月作 ウ~ム、 アイデアの勝利である。 夫婦の(どちらかというと奥さんの方が主体の)年代記風の作品である。 かなり救いようのない人生を淡々と書き続けるのだが、作者によるコメントらしきものは一切なし。 生き様そのものから、読者は感想を得ることが出来る仕掛け。 最後は、しょうもない夫だが、「夫婦ってそんなモンだよねー」と考えさせるオチに、一気に持っていく。 上手い。 巧妙な書きクチである。