【秘密。―私と私のあいだの十二話】
(ダ・ヴィンチ・ブックス)
出版社: メディアファクトリー
発行年:2005年03月
先日読んだ【君へ】と同じシリーズ。
12人の売れっ子作家(?)が、同じ出来事を、相手と自分の両側から見たらという設定で書かれた短編集。
面白い「お題」である。
例えば、バーで会った男女の話は、女性側から見た男性の印象を一話とし、今度は男性側から見た印象を第二話とする。
・・・・・・ってな、書き方。
思いのズレを楽しむわけである。
流石に本職の作家、上手いものである。
だが、こう12人も集まると、出来不出来の差がモロに出てしまう。
この本では、最初の部分に面白い話が集まっていたが、後になるにつれ、作品の出来が悪くなった。
案外、女性の作家の方が上手かった。
バーの話といい、迷い犬の話といい、地震のときのアリバイの話といい、全部女性作家であった。
ああ、宅配便の話は大変よく出来た話だったが、たしか男性作家だったな。
まあ、暇つぶし。
通勤電車の片道だけで、全部読み終わってしまったくらい。