【さおだけ屋はなぜ潰れないのか?】
山田真哉著
光文社新書
2005年2月20日発行
もうだいぶ昔の本だが、150万部以上も売り上げたミリオンセラーなのだそうだ。
これは、題名の付け方の勝利である。
著者はこれ以外に【世界一やさしい会計の本です】とか、【食い逃げされてもバイトは雇うな】なんて題名の本を書いている。
要するに、一発当たったので、柳の下のドジョウを狙っているのはミエミエである。
会計のことを書いた本というが、やさしすぎる。
常識にまで至らないほど、当たり前のことを書いている。
内容としては、「住宅街真ん中の高級フランスレストランがなぜ潰れないか」とか、「有り余る商品を並べた自然食スーパーはなぜ潰れないか」とか、テーマの取り上げ方が上手い。
題名と共に、そのセンスだけだ。
それだけだ。
最後に、数学が得意でなくても、会計士は出来る。
数字に対するセンスが重要なのであるとか。
自分は、公認会計士の資格をライバルより早く取得したなんて、自慢話が出てくるのは鼻白む。
私生活における著者は、案外イヤなヤツかもしれない。