・・・・・・・っということで、現代の欧米社会とイスラム教原理主義の対立を、キリスト教対イスラム教の宗教戦争と捉える人たちがいます。
宗教戦争で思い出されるのが、十字軍のイェルサレム遠征ですね。
7世紀に発生したイスラム教は、武力と共に勢力を伸ばしたこともあって、各地で別の宗教と摩擦を起こしました。
しかし、それらを宗教の対立による「宗教戦争」と捉えるのは間違っていると、だいぶ前にこのブログで書きました。
現代のテロ事件の根本原因は経済格差による貧困であって、決して宗教の対立ではありません。
十字軍だって、ホンネは領土欲であって、ヨーロッパ側が一方的に聖戦だと宣言したに過ぎません。
・・・・・・
その証拠に、8世紀末から始まったヴァイキングのヨーロッパ蹂躙を宗教戦争だと言う人は誰もいないじゃないですか。(^ω^)
ヴァイキングたちは彼ら自身の宗教を持っていました。
北欧神話というものがあって、オーディンを主神とする多神教です。
北欧神話というとピンと来ないでしょうが、週の呼び名(Sunday, Monday, Tuesday ・・・)は、全て北欧神話から名付けられています。
Wednesday はウォウドゥンWoden's dayであり、オーディンの日です。
音楽好きなら、リヒャルト・ワグナーの作品『ニーベルングの指環』は北欧神話の世界だと知っています。
ジークフリートって名前聞いたことありますよね。
映画でだいぶ有名になったフリードキンの【指環物語(The Ring)】は、ほぼ北欧神話の世界です。
・・・・・・・
北欧神話を信じるスカンジナビアの人々の信仰心はとても強くて、キリスト教に改宗させようとする努力は並大抵ではなかったそうです。
失敗したとの評価もあります。
それくらい強力な宗教を持っているヴァイキングですから、北欧の神々vsキリスト教の宗教戦争としても良いはずです。
・・・ねっ?
日本人ならこの理屈を容易に理解出来ちゃうんですが、何故なんでしょうね?
・・・・このテーマで、ちょっとつづきを書きます。