・・・・・・・っということで、「個人主義」の反対語(反意語?)は何でしょう?
ぼくは集団主義?なんて考えましたが、そんな言葉があるのかなと調べたら、ありました。
要するに、個人より集団を優先する考えですね。
他には、「全体主義」が反対語ですが、今回の主旨から外れますので、「集団主義」と「個人主義」について考えます。
難しいことは別にして、日本は集団主義的ですよね。
出る杭は打たれるとか、本音と建前とか。
集団を優先して、自分の意見は控えるほうが美徳とされているように思えますよね。
しかし、欧米(や中国)は個人主義だと認識されていますね。
日本は敗戦後、欧米の価値観が正しいと、無条件に受け入れすぎました。
この個人主義も礼賛の対象となりました。
どんどん自分の意見を主張し、個性を発揮するのが良いんだとね。
核家族化が進んだのも、これが主因でしょう。
だけれども、ぼくから見ると、日本人はこの個人主義を上手く消化しているようには思えないんです。
未だに集団主義は健在なのです。(ですよね?)
何故か?
それは、個人主義を間違って解釈しているからだと思うのです。
どう間違っているかというと、自己主張が強い→他人の意見を聞かない→自分勝手→自分さえ良ければいい→利己主義という負のイメージで捉えられているのです。
じゃあ、ホントーの個人主義とは何かを調べてみます。
【国家や社会の権威に対して個人の権利と自由を尊重することを主張する立場。あるいは共同体や国家、民族、家の重要性の根拠を個人の尊厳に求め・・・】とあります。
人間を尊重しなければならないなんて、アタリマエっちゃあアタリマエですよね。
しかし、こんなアタリマエの考えを獲得するのに長い歴史が必要だったのです。
ってぇことは、個人主義って利己主義とは相容れない、とっても良い主義なんです。
ちょっと考えてみてください。
自分が尊重される社会は、相手も尊重しないと成り立たない社会ですよね。
ですから、利己主義のチーム、集団主義のチーム、個人主義の3つのチームを比べたとき、どれが一番力を発揮するでしょう?
こういうことを考えるのは面白いですね。(具体的に国名を入れたりして。)
個人を尊重し合うことが、いかに大切か分かりますよね。
個人主義を正しく理解しましょう。
そうすれば、クレーマーとか、モンスターペアレントとか、ネット炎上とか、イジメとか、引きこもりとか、各種のハラスメントとかの問題は、一気に解決ですよ。(^^)/