原子力発電所(その5) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、ぼくが考えている原子力発電所の問題で言いたいことは、一番最初の(その1)で言い尽くしています。

分かりにくかったようで、その後は蛇足です。

言いたかったことは、原子力発電所の問題は純粋に技術の角度から捉えるべきだということです。

このまま(感情論と言ったら怒られる?)反原発で進んでいったら、原発の方面に進む(優秀な)若い人たちが居なくなりますよ。

日本の原発の技術力がどんどん下がるばかり。(もう手遅れかも?)

ホントーにそれでいいの?

確かに日本は原発で大失敗したけれど、科学の進歩って失敗を糧に発展するものじゃないの?

原発が止まっても、エネルギー足りてるじゃんでいいの?

裏で、化石燃料を使った発電所がフル回転しているって想像しないの?

便利だという理由で24H営業で電力をジャンジャン使っていいの?

原発はもうコリゴリ、全部廃止すれば日本は放射能汚染の悪夢から逃れられるの?

ぼくは、エネルギー問題に対して日本人の本気度が足らないと思っています。

本気度が足らない理由も分かります。

この頃見かけなくなりましたが、「石油の埋蔵量は枯渇するのは何年後?」という論調です。

石油、石炭、天然ガス、シェールガス、メタンハイドレートと最近は次々に出てきて、「なぁ~んだ、まだ持つじゃん」という気になっているのです。

枯渇論者(?)は隕石が地球にぶつかると騒いでいる人と同レベルに見られています。

原発推進派が危機を煽っているだけじゃん、と見られています。

それもそのはず、今後100年~150年は化石燃料で安泰だからなのです。

エネルギー問題よりも、目前の地球温暖化の延長で化石燃料は考えられているのです。(電気自動車が良い例。)

ぶっちゃけた話、実感として人間は100年後の話にはピンと来ないように作られているのです。

死んだあとのことは知らんでしょ?

そんな中で、風任せ天気任せの発電が出てくると、問題解決した気分になってしまっている。

こういった、いわゆる自然エネルギーは、エネルギー密度が低すぎるのです。

それが化石燃料の代替えになるなんて、科学を一寸かじった人なら、誰も信じないのです。

あくまで補完エネルギー。

クリーンエネルギーの広告塔にすぎません。

単位エネルギーが高いのはやはり化石燃料。

それより高いのがウラン。

100年後にはもっと科学が進んで、化石燃料の代わりになるエースが登場しているかも知れません。

一時騒がれたような常温核融合とかね。(^ω^)

でも、化石燃料が枯渇する頃までに代替エネルギーが発明されなければ、人類は否応なしに原発に向き合わなければならなくなる。

そのときになって、日本の原発の技術力が著しく低下していれば、追い付くのにもう遅すぎるんじゃないですか?

はっきり言って、原発は難しすぎる。

一般人には難しすぎて理解できない。

理解できないから怖い。(その怖さはイヤというほど思い知ったのですが。)

だけれども、後戻りできない。

ですから、優秀な技術者を育てなきゃならない。

そう言いたかっただけです。(^_^;)