「思想は作品から生まれるものです」
目から鱗。
文学は特に、絵画でも音楽でも、作品が作者の手から離れた途端、独自の歩みを始めるものです。
作品は読者、或いは鑑賞者に作者が思いもよらぬ影響を与え、そこから新たな思想なり解釈が生まれるのです。
これは、不思議なことでもあり、当たり前のことでもあるのです。
よく考えてみれば、思想なり解釈が作者の範囲内で留まるならば、製作する意味がないのです。
例えてみるならば、吉田松陰。
彼の教えは、彼の予想外の展開を見せ、弟子たちは師匠を超えていったのです。
ですから、作者は作品に対して責任を持つと共に、持たないという不思議な現象が起きるのです。
