・・・・・・・っということで、宗教に神は必要かを考えた。
神は絶対者である。
世の中は人知の及ばない事象で溢れている。
説明がつかないものだらけだ。
だから全能の神が必要なのだ。
説明のために・・・・。
ホントーか?
説明が必要なのか?
なぜ太陽が東から昇り、西に沈むのか。
何で人間は生きるのか。
説明が必要なのだろうか?
納得するために。
納得してどうする。
西洋的思考に毒されていないか?
西洋はとかく白黒つけたがる。
人生はグレーではないか。
グレーだからこそ味わいがあるのではないか。
・・・・・・・
最近になって注目され始めたということはあるだろうが、明らかに引きこもりの子供が増えた。
それって、弱者に寛容ではない社会になってきたことじゃないか?
そうだ、強くなければ生きられない。
だが、誰もが強い訳じゃない。
本当は弱いのだ。
西洋文化は弱者に対して厳しい。
強くなれと言う。
それは一神教のせいか?
たぶんそうだろう。
外国の文化を受け入れると、必ず思想(価値観)もセットで付いてくる。
なにも、徳川が恐れたキリスト教に限ったものじゃない。
アメリカの文化、中国の文化を取り入れれば価値観もセットなのだ。
日本人はそのことにあまりにも無防備じゃないか?
・・・・・・・
道教は神を説かない。
「道」を説く。
この道でさえ、仮の名前だ。
とりあえず道と呼んでいるだけだ。
道とはなにか解らない。
しかし、この世の中は全て道に従っている。
強くなくたっていいんだ。
ただ、道に沿って生きていることが大事なんだ。
それって、どんな生き方?
無理のない生き方をするんだ。
それは、自分に恥じない生き方をすることなんだ。
大変そうに聞こえるかもしれないが、実は楽な生き方じゃないだろうか。
強くなくたっていい。
これって本当は宗教的な生き方じゃないだろうか。
神なんて居なくたって全然困らない。