大つごもりにあたってメメント・モリ | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、いよいよ大つごもりですね。

この時期になると、一年なんてあっという間だったなぁと誰もが思いますよね。

毎年同じ感想を持ちますよね。

今までもそうだったし、間違いなく来年も同じことを繰り返すでしょう、生きていれば・・・・・


ところで、【メメント・モリ(memento mori)】という警句をご存じでしょうか?

ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」「死を記憶せよ」「死を想え」という意味だそうです。

キリスト教はこれを、天国に行きたきゃ現世を真面目に生きろという風に、堅苦しい意味で解釈します。

でも、本来の意味は、人生は短いんだから、今を楽しめということらしいのです。

例の「アリとキリギリス」という童話。

将来のことを思って、せっせと働き貯蓄するアリの生き方が正しいとの教訓ですよね。

でもねぇ、正しい生き方ってどうやって分かるの?

次の瞬間死ぬかも知れないんですよ。


教訓をもうひとつ、【今を生きる】です。

こういうアタリマエに思われる教訓がわざわざ出てくるのは、「今を生きていない」人が沢山いるからでしょう。

しかし、結局のところ【今を生きるしかない】んじゃないの?

生きている限り、選択肢はこれしかないじゃん。

死を想っても、将来の蓄えを思っても、いま楽しまなきゃと考えても、結局今を生きるしかないのです。


また動物と比較しちゃいますが、自分が死ぬことを知っているのは人間だけです。

神様がそういう風に人間を作ったのなら、神様は相当な悪趣味ですよね。

そのことによって、人間は余計なことで悩み、恐怖を抱くのですから。

動物は淡々と今を生きています。

それしかないと知っているからです。

彼らにとって、人生はあっという間なんて、ぜんぜん関係ないんです。