・・・・・・・っということで、外国人の男性と結婚して海外に移住している女性のブログには面白いものが多い。
文化の違い、言葉の問題、そして差別の問題に苦しみながらも皆さんたくましく生きておられる。
それに比べ、日本男児が海外で生活しているブログからは、その「たくましさ」があまり伝わってこない。
ぼくも数年間だけど、海外で暮らした経験があるので、彼女らの辛さは痛いほど分かる。
子供がいない場合は、最悪ダンナと別れて日本に帰ってくることは出来ても、子供が生まれた場合、よほどのことがない限りその国に骨を埋める覚悟が必要になってくる。
尤も、子供が成人するまで待って離婚という手も無きにしもあらずだが。(^_^ゞ
最初からその国に住みたくて、国際結婚する人もあるかも知れないが、ほとんどの場合、「勢い」で結婚しちゃったケースではなかろうか?
その決心の土台には、「愛があれば乗り越えられる」という強い意思があるに違いない。
しかし、現実は予想外のことだらけであろう。
愛が冷めなくても、日本の生活を捨てていくのであるから、多くの不自由と我慢を強いられるはずである。
その最大のもののひとつに、食文化があるに違いない。
日本にいれば当たり前のものが手に入らないのである。
次に大きいのが、気兼ねなしに会話できる相手の存在であろう。
日本人同士だったらアウンの呼吸で通じるのに、海外では先ず不可能。
ストレスを溜め込むばかりで、発散できないのである。
そして、日本独特の便利さである。
この日本の至れり尽くせり社会のありがたさは、海外に行かなければ気付かない。
ホントーによくやっているなぁと頭が下がる思いである。
ある女性ブロガーが「皆んな口にはしないけど、吐きそうなくらい日本が恋しい。」と告白していた。
そういう困難を乗り越える強さの源泉は、月並みな表現だけれど「愛の力」なのだろう。
ダンナへの愛、そして子供への愛なんだろうな。
愛という掴み所のない言葉は、こうやって理解すると、何となく分かった気になりませんか。