大糸線の恍惚 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、大糸線でございます。

大糸線とは、長野県は松本から新潟の糸魚川までのJR線でございます。

フォッサマグナ。

学校で習いましたよね。

大地溝帯(だいちこうたい)。

ダイチコウタイなんて言われてもサッパリ分からない。


日本列島の右と左から、マントルに乗っかった大地が、ぶつかり合うってことですよね。

その結果、日本アルプスと呼ばれる山岳地帯が形成されたんですよね。

温泉が出てアタリマエ、地震が起きてアタリマエ、崖崩れが起きてアタリマエ。

そんなヤバい地帯を走るのが大糸線なのです。

・・・・・・・

左右に広がる景観を眺めながら、ぼくは思い出したのです。

ザルツカンマングートへ至る道を・・・・・・

ザルツカンマングートとは、皆さんご存じと思いますが、オーストリアの湖水地方であります。

サウンド・オブ・ミュージックの舞台になった地方です。

あのとき、ぼくは列車に乗って、次から次に近づいては過ぎ去る景色に、シャッターを切りっぱなしだったのです。

途中で、無駄な努力だと諦めてしまったほど、美しい景色の連続でした。

・・・・・・・

今日、大糸線で大地溝帯を過ぎながら・・・

当時を思い出してしまいました。

日本には、未だ発見されていない美しい場所があるんだなと思いました。