大糸線とは、長野県は松本から新潟の糸魚川までのJR線でございます。
フォッサマグナ。
学校で習いましたよね。
大地溝帯(だいちこうたい)。
ダイチコウタイなんて言われてもサッパリ分からない。
日本列島の右と左から、マントルに乗っかった大地が、ぶつかり合うってことですよね。
その結果、日本アルプスと呼ばれる山岳地帯が形成されたんですよね。
温泉が出てアタリマエ、地震が起きてアタリマエ、崖崩れが起きてアタリマエ。
そんなヤバい地帯を走るのが大糸線なのです。
・・・・・・・
左右に広がる景観を眺めながら、ぼくは思い出したのです。
ザルツカンマングートへ至る道を・・・・・・
ザルツカンマングートとは、皆さんご存じと思いますが、オーストリアの湖水地方であります。
サウンド・オブ・ミュージックの舞台になった地方です。
あのとき、ぼくは列車に乗って、次から次に近づいては過ぎ去る景色に、シャッターを切りっぱなしだったのです。
途中で、無駄な努力だと諦めてしまったほど、美しい景色の連続でした。
・・・・・・・
今日、大糸線で大地溝帯を過ぎながら・・・
当時を思い出してしまいました。
日本には、未だ発見されていない美しい場所があるんだなと思いました。