読書感想【字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ】 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、最近読んだ本で面白かった本の読書感想。

いわゆる作家ではないけれど、毎日膨大な日本語と格闘している人が書く文章は新鮮且つ面白い。

そういう世界があることは知っていても、内部の人が書いてくれると、おお!そうだったのかと新しい発見と視点を教えられる。

片隅にいる人の方が、最前線で目立とうと奮戦している人より、マトモな考えの持ち主であることが多い。

字幕屋の苦労話と、日本語の乱れ、そして、現代人の教養(リテラシー)の無さについて書かれている。

字幕屋は必ずしも英語ぺらぺらでないことには驚かされた。

それよりも、渡されたスクリプトを端的に且つ自然に字幕にできる才能が求められる。

時には創作も必要となる。

それが出来るのは、日本語に精通していなければならないというアタリマエのことに気付かされる。