・・・・・・・っということで、最近のニュースの中でこれほど悲しいものはありませんでした。
新潟県の五頭連山で親子が遭難した事故です。
父親37歳、息子6歳(小学1年生)。
5月6日に消息を絶って発見されたのが29日です。
目指していた松平山はたったの954メートルです。
土曜日に、ちょいと日帰りハイキングのつもりで目指したに違いありません。
ぼくは息子がいませんが、男親だったら絶対にやってみたい夢のひとつです。
小学校に上がったばかりの息子の話を聞きながら、楽しそうに登っていく二人が目に浮かびます。
発見時、息子は父親の上に覆いかぶさった状態だったそうです。
死因は二人とも低体温症だそうです。
付近はところどころ残雪がまだあったそうです。
明らかに父親の責任ですが、彼を責める気は全く起こりません。
ただただ、死に至るまでの父親の気持ちを想像してしまいます。
下山中に道を間違えてしまったと確信したとき。
だんだん薄暗くなる中、一夜を明かさざるを得ない決断をしたとき。
寒さに震えながら息子と抱き合い、夜の長さを恨んだとき。
ようやく夜が明けたものの、体力を消耗して倒れてしまったとき。
たぶん、父親のほうが先に亡くなったのだと思います。
抱かれていた息子が心配になり、腕から這い出し父親を起こすために揺すったのだと思います。
無神論者でも、こういうときは天国があったらいいのにと思うのです。