・・・・・・・っということで、ボケかたにも個人差があるようですね。
ぼくの母親はテキトーに嘘をつく。
オカシイと思って聞くとすぐ嘘が返ってくる。
例えば今日など、病院に連れて行ってロビーで座って待っていろよと言い聞かせてぼくは駐車場にクルマを置いてくる。
帰ってみるとロビーのどこにもいない。
5分ほどアチコチ探し回り、受付の女性にも、このくらいの背丈で白髪で腰が丸まっているオバアサンだと聞いても分からない。
徘徊が始まったかと困り果てて待っていると、ひょっこり現れた。
トイレに行っていったという。
あれっ?机の上にトイレに行くとメモ書きを残していったがと言い張る。
机など無いし、そもそも手が震えて字が書けないはず。
それでも、いやメモを残していったと主張する。
保険証を無くしたくせに、病院の受付に取られたという。
役所で再発行してもらうと、こんな保険証知らん。いつの間にピンク色に変わったのかという。
以前住んでいた団地の町内会費を払わなきゃならんと言うので、わざわざ連れて行くと居る訳がない。町内会長が変わったのだという。
整合性が無いことを指摘しても、絶対に間違いを認めない。
打てば響くように嘘が返ってくるので、ホントーは頭がいいんじゃないかと疑ってしまう。
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カミさんの母親は自分が間違っていることを絶対に認めないところは同じだが、常に上から目線なので可愛くない。
週に3回デイサービスに行ってくれるようになったのは有難いが、必ず直前になって行きたくないとゴネる。
熱があるとか、膝が痛いとか。
しかしそれは演技で、チヤホヤされたいだけなのである。
その証拠に、前日は楽しみでウキウキしている。
銀行の通帳が無くなったといつも大騒ぎする。
カミさんに預かってくれというので預かると、オマエが隠したと因縁を付ける。
定期的に配達してくれる弁当を取ると、自分で依頼したくせに何で勝手なことをすると怒る。
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ぼくの母親は可愛いボケで、カミさんの母親は可愛くないボケと言えるだろうか。
カミさんが時々早く死んでくれと呟くのは、かなり本気が入っているようだ。