・・・・・・・っということで、ぼくの母親とカミさんの母親は1歳しか違いません。
89と90歳です。
不思議なことに、二人同時にボケが目に見えて進行し出しました。
ボケの質は若干異なります。
片や被害妄想気味で、財産が知らない間に無くなってしまうんじゃないかと心配しています。
その矛先はぼくに向いてきて、露骨に疑われるのが悲しいです。
もう一方は自己陶酔気味で、物忘れが激しくなるばかりの自分を悲劇のヒロインのように演じています。
その矛先はカミさんに向いてきて、自分の世話をして当然という態度を取るのでカミさんはキレる寸前です。
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いま彼女らに世界はどう映っているんだろうなと思います。
自分の周りを不信人物や不親切な人間ばかりが囲んでいる世界なのでしょう。
しかし、子供たちがいくらその世界は間違っているんだよと諭しても、彼女らにとってそれが真実の世界なのです。
かく言うぼくだって、子供のときに見えていた世界と今では全く異なる世界を見ているのです。
結局のところ、各自は自分の作り上げた世界の中で生きているのです。
その世界はあくまで自分からの視点で見た世界ですから、自分を離れて客観的にその世界を外から見ることなんて不可能なのです。
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もし死んでしまったら、その世界も終わるのです。