・・・・・・・っということで、父親と話した。
それも結構長い時間。
もちろん父は一昨年の11月に亡くなっている。
父親と会話したのは夢の中である。
朝、夢から覚めて幸せな気分になった。
それはそれは幸せな気分になった。
なぁ~んだ、簡単じゃん。
いつでもという訳にはいかないけれど、死んでしまったからといって会えないなんて事はないんだな。
・・・・・・・
どんなことを話したって?
実は、父はぼくの知らないところで数々の著作物を出版していたのである。
何冊か見たけれど、漢字だらけで戦前戦中のいかにも陸軍士官学校の同期生の間だけでウケるような代物に見えた。
すると、出版社の担当者が突然現れて、実はあなたのお父さんの書く本は若い人の間にもすっごく人気なんですよと言うのである。
へぇ~~っと思いながら、父が出版した書籍類を手にとって改めて見直すぼく。
その後の展開もあったのだが、よくある夢の例に違わず、あとから思い出せない。
でも、父親と親密に話し合ったその感覚だけは夢が覚めた後もずっと残っているのである。
そう、すっごく身近に体温も、変な話、臭覚でさえも、皮膚感覚でもリアルに感じたのである。
・・・・・・・
目が覚めて歯を磨き、顔を洗った後、鏡に映る自分の顔を見て、そこに親父の顔を発見したのである。
不思議でもなんでもない、当たり前のことだ。
明らかにぼくの中で親父は生きているのだ。