故郷について | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、サケって回遊しますよね。

卵から孵化した後、川を下って太平洋に出て、ベーリング海やアラスカ海あたりで生活し、サケの種類によって早くて1年、長くて8年後に生まれた川に戻って来ます。

不思議なのは、自分が生まれた川に戻るんですよね。

他の川だって、海だっていいじゃないかと思うんですが、必ず自分の生まれた川に戻り、必死で遡上して上流のほうで産卵するんですね。

なぜでしょう?

ぼくは、それが安全だと知っているからだと思うのです。

少なくとも、そのサケは故郷に戻れた。

体内卵数は約1000~6000個だそうですから、その全てが稚魚にならないとしても相当数の兄弟が生まれたことになります。

しかし、戻ってくることが出来たのはほんの一部です。

それでも、自分の生まれた川は戻ってこられたという成功体験は現実のものです。

だったら、他の成功するか分からない未知の川で産むより、実績のある故郷で生んだほうが確率は高いはずです。

サケが知っているというより、初期のサケは試行錯誤を繰り返して、このパターンを採用した種が生存し続けたということでしょう。

・・・・・・・

さて、人間です。

人間も故郷に戻って産むべきでしょうか。

ぼくは、それが正しいと思います。

全く知らない未知の場所で産むより、故郷で産むほうが安全であることは間違いないでしょう。

なぜなら、親戚も多いし、頼りになる知人も多いからです。

しかし時代が進むにつれ、人間の事情により、他で産まざるを得なくなった。

それも安全な環境を人間が作ったからでしょう。

しかし、そういうことを繰り返していくうちに人間は故郷を失った。

帰るべき安全な故郷を失ったのです。

新しく生まれた子供に対して、故郷の代わりに家族が担わなければならなくなった。

その家庭もいつまでも存続するものではない。

かくして世の中は故郷を持たない人間が大多数を占めるようになったのです。

・・・・・・・

今年は明治天皇の即位から150年しか経っていません。

それ以前の日本人は殆ど故郷を持っていたのです。

故郷への帰趨本能(?)は未だに日本人の中から消え去っていないはずです。

もちろん人間はサケとは違います。

そんな単純な話じゃないことは分かっていますが、この歳になって自分の中の望郷の念を否定できないのです。

ぼくの故郷は愛媛県です。

親戚一同、血液はポンジュースです。

しかし、いま帰ろうとしてもそこにはぼくの居場所はありません。

ただただ、故郷を持っている人が羨ましい。

故郷がメンドクサいものだとも分かっています。

しかし、いま故郷を持っている人は大事にして欲しいなと思うのです。


人間形成に重要な「故郷(ふるさとと読んでもいい)」の重要性を再認識するべきだと思うのですがどうでしょう。