・・・・・・・っということで、ぼくが中学生のころ、ソ連は悪の帝国でした。
フルフチョフとかコスイギンとかブレジネフとかアンドロポフとか・・・・・・・
今の人たちはゴルバチョフくらいはギリギリ知っているかもしれませんね。
ソビエト連邦・・・・ぼくは脅威でしたね。
社会党はソビエトの傀儡野党(そんな言い方はしませんが)でした。
社会党は共産主義を世界に広めようとする片棒を担いでいたのですね。
・・・・・・・
そんな空気を吸いながら、ぼくは中学生時代を過ごしました。
「戦争と平和」と「罪と罰」を読みました。
そのころはまだ柔軟な脳みそを持っていましたから、隅から隅に至るまでじっくり読みましたよ。
ソ連(ロシア)では正式な名前以外、愛称とか様々な呼び名があるんだとそのとき初めて知りました。
読破したあとの印象は・・・・
『ソ連人(ロシア人)も個人レベルだと、良い人なんだ』
・・・でした。
そのときから50年経った今でも、その印象を大切にしたいと思っています。
タリバンも、ISも、アルカイーダも、もちろん中国人も、北朝鮮人も、ロシア人も、
一皮剥けば、個人単位では良い人なんです。
・・・・・・・
何年も生きて、何カ国も訪問して言えるのは、悪いヤツはほんの一握りなんです。
生まれながらに悪、そういう人種ってどこの国にも居るんです。
でも、絶対的多数は、良いヤツなんです。
これだけは自信をもって言えます。
しかし、どうしてでしょうね?
悪い人が圧倒的に少なく、良い人が圧倒的に多いのに、
なんで世の中は上手くいかないのでしょうね。