・・・・・・・っということで、今日の八ヶ岳。
南牧村の図書館からの眺めです。
・・・・・・・・・・っで、わが耳を疑いましたよ。
あの「カール」の販売中止というニュース。
正確には明治製菓が製造するカールの販売が芳しくないので、東日本での販売を諦め、細々と関西で販売を継続するというもの。
しかし、ホンネは儲からないから完全撤退したいというもの。
あのねぇ~~~明治製菓さんよ。
大げさに言っちゃうけど、カールって、国民食ですぜ。
どんなスーパーでも、どんなコンビニエンスストアでも、酒屋のおつまみコーナーでも、湖池屋のポテトチップスの隣には必ずカールがある。
いや、なければならないというのが日本の「文化」なんですよ。
カールと聞いて何を連想します?
ですよねぇ~~~、カールおじさん。
このイメージと共に、あのテーマソングが頭に浮かんできます。
♪♪はぁ~おらがーのぉー・・・♪♪
歌詞はよく分かんないけど、最後は
♪♪それにつけてもおやつはカぁ~~ア~ル♪♪
・・・・・・・・・・でしょ?
コレって、スゴイっしょ?
日本人なら、ぼくの言ったこと全部分かる。
コレだけじゃないっしょ?
カールの食感。
ひと口で入るあのサイズ。
半分ずつかじる人はいないでしょう?
2個ならOKだけど、3個は無理な、あのビミョ~なサイズ。
カールの名前のとおり、ひん曲がった独特の形。
思いっきり膨らませたため、やたら軽い重量感。
親指と人差し指でつまむと、粉が付く。
その粉が付いた指をちょいちょい舐める。
手ごたえのない独特な歯ざわり。
しかも、しばらく食べていると、歯にくっ付く。
はっきり言って、わずらわしい。
人差し指の爪で、あるいは爪楊枝を使って歯に付いたカールをこそげ落とす。
歯にくっ付くのがイヤで、唾液で溶かしてみる。
でも、それを頻繁にやると、あごの裏がガサついてくる。
指を舐めることと、歯をほじくる、あごの裏を舌で確かめるというのがワンセットになったもの。
その全てがカールなのです。
ねっ?分かるっしょ? 日本人なら分かるっしょ?
・・・・・・・・・・
これって、スゴイことなんですよ。
大げさに言えば、どんな企業でもこういう広い認知度を成し遂げることは夢なんです。
世の中全てのコピーライターが夢見ていることを明治製菓さんは実現させたのです。
サイコーの財産を持っているのです。
・・・・・・・・・・
ああ、それなのにそれなのに。
製造コストに見合わないから生産中止するって?
はっきり言おう、
明治製菓に言ってやろう。
バカヤロォ~~~~って。
ホント馬鹿だよね。
君たちの先輩たちがどれほど知恵を絞って、この商品を生み出したのか。
それを思い返してみろよ。
苦渋の決断だって?
はぁっ~?
よくそんなこと言えるよな。
先輩たちに対して恥ずかしくないのかヨ。
はっきり言おう、
努力が足りないと。
コレだけ知名度のある商品を売れないのは、オメェ~ラが馬鹿であることと努力が足りないという証拠だ。
もう一回、大げさに言っちゃうけど、これが日本人の壁だよね。
シャープを見ろよ。
SANYOを見ろよ。
三菱自動車を見ろよ。
東芝を見ろよ。
せっかく築き上げたブランドを台湾人や、韓国人や、フランス野郎にタダ同然でアッサリ売り渡しちゃうんだぜ。
恥を知れよ恥を。
日本人経営者って、それほどまでお人よしで、馬鹿で、粘り強くなくて、先輩に対してすまないという気持ちがなくて、現在働いている社員に対して責任感のない民族だったっけ?
オイ、明治製菓の経営者たちよ。
自分たちが築き上げてきたブランドを、死ぬ気で守ろうとしろよ。
自らの生命を賭けてみろよ。
血を吐く思いで、売るための知恵を搾り出せよ。
そんな腑抜けな経営マインドじゃ、世界の競争に負けてアタリマエだぜ。
こんな、淡白な経営判断をするのなら、明治製菓の未来はないと思えよ。
おいっ!
日本の文化を守ってるってぇくらいの気概を見せてみろよっ!!