・・・・・・・っということで、最近、「物欲」がなくなってしまいました。
どうしても欲しいもの(形のあるもの)がないのです。
以前は人並みに、車が欲しい、パソコンが欲しい、大型TVが欲しい、住みやすい家が欲しいなんて、物欲だらけでした。
いまは全部持っているからだよと言われるかも知れませんが、もっと良いもの性能の良いものに買い換えようとは思いません。
では、物欲以外に何がなくなってきたか考えてみました。
二番目に挙げるのはちょっと?な気がしますが、「性欲」がなくなってきました。(T_T)
コレについては詳しく書けません。(^^ゞ
「食欲」もないですね。
腹は減りますが、お金を出しても旨いものを食べたいとは思いません。
現役時代に持っていた、「名誉欲」「支配欲」「出世欲」などは全くお呼びでなくなってしまいました。
じゃあ、殆どの欲を満たしてくれる「金銭欲」はどうか?
ないと言えば嘘になりますが、余計なお金は不要だと本気で思うようになってきました。
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こうやって歳を重ねていくうちに「無欲」になっていくのはいいことじゃないか?
だって、仏教は無欲になることを推奨しているじゃないの。
人間、欲があるから煩悩が生じるのだから。
ここで仏教や哲学的な話を展開するつもりはありません。
ぼくは欲を否定しているワケではありません。
逆に欲があるからこそ人間的だといえるのだと考えています。
人間とは、欲のおかげで滑稽な行為をする生き物でしょ?
滑稽な生き方をするから人間的なのでしょう?
だって、滑稽な生き方をする動物なんか人間以外存在しないじゃないですか。
だから、ぼくは欲にまみれた人間でいたいのです。
そんなぼくなのに、欲がなくなってきたことを問題としたいのです。
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生物学的に衰えてきたから、(物理的に)欲が満たされないことは悲しいことです。
亡くなった父は、食べることができなくなり、食欲を放棄せざるを得ませんでした。
「足るを知る」ことによって、自らの意思の力で無欲になれる人は、ある意味偉いです。
しかし、現在のぼくはそんな悟りとは無縁なのです。
ただ、意思とは無関係に「無欲」になりつつあるのです。
ぜんぜん偉くはありませんね。
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こうやって、自分が望まなくてもどんどん無欲になっていくのでしょう。
そこで考えました。
こんな欲深い自分が、最後まで捨てたくない欲はナンだろう?・・・・と。
「生存欲」?・・・・そんな言葉あるんか??
「健康欲」?・・・・同上。
「知識欲」?
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あっ、「意欲」か。^m^