安全はタダじゃない | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、皆さんもTVで見られた方がいるかもしれませんが、空港の保安検査員が不足しているそうです。
 
保安検査員って、荷物をチェックしたり、金属探知機で検査する人たちです。
 
一人前になるには最低3年が必要なんだそうですが、仕事がキツく、不規則で、なおかつ低賃金だから大量に辞めていくそうなんです。
 
不足しているものだから、せっかくある検査レーンも閉鎖せざるを得ず、その結果長蛇の列が出来てイライラさせるってワケらしいのです。
 
この保安検査員は、空港が民間警備会社に委託して、年間委託料を払っているそうです。
 
委託されている側とすれば、給料を上げたくても委託料が決められているから難しいのだそうです。
 
人手不足だからますます社員への負荷がかかり、さらに辞めていく人が増えるという悪循環なのだそうです。
 
TVではせっかく取得した国家資格があるのに、一家を養えない給料なのでやめざるを得ない男性を紹介していました。
 
・・・・・・・・・・
 
じゃあ、アメリカはどうしているかというと、保安検査員は公務員なのだそうです。
 
要するに国民が税金を払って、国家の安全を守っているんですね。
 
それって、納得できますよね。
 
日本は外国人旅行者を増やせと国が音頭をとっていますが、実際の現場ではそれに見合う体制ができていないのです。
 
そのくせ、テロの脅威は増しているから安全確保のために検査を厳しくしろなんてホザいているのです。
 
そのしわ寄せはますます現場の職員にのしかかっていくのです。
 
これって、税金の使い方間違っていませんか?
 
アメリカと日本じゃ、国家の安全意識が極端に違う。
 
もう、日本は「水と安全はタダ」なんて考えは通用しないのです。
 
問題のある宗教法人や、学校法人に税金を使うより、優先的に安全保安員に回すべきでしょう。
 
国民は賛成するはずですよ。
 
なんたって、空港検査のために長時間並びたくないですからね。
 
追記:
調べてみたら、月給18万程度で、検査で引っかかった品物を渡さない客とのトラブルが絶えないそうです。