・・・・・・・っということで、日本がこれだけ長い歴史を継続できるのは、紛れもなく天皇制のお陰だと思います。
天皇がいざというときのセーフティースイッチの役割を果たしているのです。
明治維新のとき、日本が内乱状態になるのを防いだのはやはり天皇がいたからです。
太平洋戦争終盤に本土決戦、一億総玉砕などといわれたとき、最後に降伏の決断したのは天皇です。
考えてみれば、天皇は不思議な役割ですね。
世界の常識では、政権を握るのは力がある者。
力を維持するためには必ず武力がセットでなければ収まりません。
しかし、天皇は昔から武力を持っていませんでした。
武力を持たずして、国家を治めることが出来る。
まるで魔法のようなシステムですね。
確かに天皇が自ら武力を示して統治していた期間はあります。
しかし、たいていの場合は政治の第一線から一歩引いたところに静かに存在し続けました。
その頼るところは権威であるといえますね。
しかし、権威はときの為政者の都合の良いように利用されるのが常です。
もちろん、日本の歴史上において天皇が利用された時期もありました。
しかしその権威とは、言葉では表現が難しい「特別な権威」であって、歴史を経るに従ってその権威には疑いを挟む余地がなくなってしまいました。
こんな制度を持つ国家は世界中どこを探してもいないでしょう。
なぜ、このような制度を日本だけが持ち得たのか?
その制度がしばしば国家を救うセーフティースイッチとして機能した。
その知恵に驚くばかりです。