人工知能(その3) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、前回はロボットが主人公を助ける映画の話。


これはあくまでSF映画の話ですが、これからの話は現実の世界の話。


・・・・・・・


自動車各社が自動運転の技術をシャカリキになって競っているのは、その技術がなければ車が売れなくなるからです。


目的地を入力しさえすれば、手放しで自動車が連れて行ってくれます。


運転手は酒を飲めないなんて時代は過去のものになります。


早く来ないかな。(^^ゞ


バスだってトラックだって、運転手という職業はなくなるでしょう。


でも、こういう場面を想像してみて下さい。


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ある日、自動運転中に大地震が起こり目の前の橋が落ちてしまいました。


ブレーキをかけても間に合わない距離だったので、自動運転のAIは急ハンドルを切ってわき道に避けようとします。


しかし、その歩道には登校中の子供たちの列が・・・・・


AIは運転者か子供たちか、どちらの命を助けるべきでしょうか?


もし、子供たちの命が失われたなら、その責任はAIにあるのでしょうか?


AIを開発したメーカーにあるのでしょうか?


それとも運転はしていなくとも、そのクルマの所有者が責任を持つべきなのでしょうか?


・・・・・・・


有名なロボット三原則。


「 人間への安全性、命令への服従、自己防衛」はロボットに良心、言い換えれば倫理観を持たせることです。


本来なら、この原則を守れないような自動運転自動車は作ってはいけないはずです。


しかし理科系の人間というものは、可能性があるものなら何でも作ってみたくなる性を持っています。


原子爆弾がいい例です。


技術が倫理を置き去りにして突っ走っていくのです。


これからの時代の鍵を握るAIは、まさにぼくら自身の問題なのです。


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ホントーはもっと続けたいのですが、一応ここで区切り。