・・・・・・っということで、この世の中で生きるためには自分の頭を使うしかない。
アタリマエである。
他人の知恵は借りることは出来ても、最終的には自分の頭が頼りである。
そうやって今まで生きてきた。
皆もそうだろう。
人によって性能の良し悪しはあるけれど、親から与えられた頭を使う以外選択肢はないのである。
しゃぁ~ないのである。
ぼくの頭は上等ではないけれど、これまでなんとか騙し騙し使ってきた。
ところが最近とみに性能が落ちてきたのである。
・・・・・・
いつも使ってる歯医者の予約日を完全に忘れてしまった。
20年以上の通院で初めてのことである。
人気のある歯医者なので、診療に穴を開けてしまい、たいへん申し訳ないことをしてしまった。
そして次の予約を入れてもらった。
今度は忘れないように、カレンダーに歯の大きなイラストとともに時間を書き込んでおいた。
そして、その日のその時間に歯医者の玄関から入ろうとしたら、鍵がかかっていた。
ガチャガチャやっていたら、奥から看護婦さんがやってきて、今は昼休みの時間ですといった。
あれ?今日の1時半の予約なんですと伝えたら、11時半でしたよと言うではないか。
先生は、歯の調子が良かったから忘れたんだよと笑っていたとのこと。
診察券を確かめたら、11時半とちゃんと書いてあるではないか。
カレンダーに記入するときに間違えてしまったのだ。
・・・・・・
もう自分の頭が信用ならんのである。
これからますます性能が落ちて、こんなことがしょっちゅう起きるのである。
それは仕方ない。
そのうちに、忘れたことにさえ気付かなくなるのである。
それも仕方ないこと。
しかし、一番嫌なことは、こうやって考えていること自体がまともじゃなくなることである。
普通ならこう考えるべき、そうだと気付くべき、そう感じるべきことが出来なくなることが恐ろしい。
・・・・・・っということは、いつのまにか知らないうちに自分が自分でなくなること。
このブログもつじつまが合わないことを書きはじめるのです。
もう、そうなっているかも知れない。
どう?
ぼくって変じゃない?