ある日突然夫が認知症になった奥さんの話 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、診察室の前で待っていると、奥さん登場。


旦那さんが認知症なんだと一方的に話しかけてくる。


1年前に突然発症し、家の中を昼夜かまわず徘徊するから目が離せないという。


外で徘徊しないだけマシだという。


夜勝手に風呂に入ったり、料理を作り出したりするらしい。


不規則な生活を強いられ、心も体もボロボロだという。


今日はデイサービスが来ているので、夫の代わりに薬だけ取りに来たのだとのこと。


事務職を59歳で定年になるまで勤め上げ、定年後は一切の職に就かず家でゴロゴロしていたらしい。


頭がよく、真面目な性格。


それが、15年後に認知症が突然訪れた。


時には意思疎通が可能なことがあるが、突然不可解な言動を取り始めコミュニケーションが成り立たなくなる。


心身ともに疲れ果て、この世から消えたいと願っているそうだ。


何かの事故に遭って突然死にたいそうだ。


子供は三人、そのうちの二人はアメリカとイギリスに定住、残りの一人は事業を興したため手が空かない。


彼女一人でケアする以外ないとのこと。


ここまで一気にまくし立てた。


・・・・・・・


ぼくが、そういう人を受け入れる施設がありますよと言うと、マンションのローン毎月15万円が残っているので入所させるお金がないという。


夫も彼女も76歳。


自分も坐骨神経痛が酷くなって、介護も難しくなっていくだろうと言う。


・・・・・・・


どう思います?


80歳までのローンを組ませた銀行に問題があると思いませんか?


定年後は年金しか収入がないんですよ。


いまはそういうローンは勧めないそうですが、当時はそういう営業をしていたそうです。


それって犯罪行為だと思いませんか?


・・・・・・・


話には聞いていたけれど、実際にこういう風に直接当事者から聞くのとは大違い。


世の中に悲劇はざらにあるのだなぁ~~~って。


救いといえば、彼女が若いこと。


とても76歳には見えず、歳を聞いても信じられなかった。


これからもこんな風に相手が誰でも構わず、どんどん自分の悩みをぶちまけて欲しい。


分かれるときにガンバって・・・っと、ありきたりの言葉しかかけられなかった。