・・・・・・・っということで、さっぱり分からないのが豊洲新市場の地下空間問題。
以前は土木建築の仕事に多少携わっていたのだけれど、この地下空間の意味がぜんぜん分からない。
モニタリング空間と説明されても何のことやら。
汚染が検知されたとき、この地下空間に重機を入れるそうで、そのための搬入蓋まで備えている。
でも、このコンクリートで覆われた地下空間に重機を入れてどういう作業をするのか。
どんなに想像を膨らましても見当もつかない。
作ったのだから、それなりの理由があるはずだ。
だが、今のところ誰も説明できてないのが不思議だ。
・・・・・・・
そこで、性善説と性悪説で考えた。
1)性善説
当初の計画にはなかったが、後々の汚染問題が生じたときに備えて、何らかの作業空間が必要と判断した。
これだけ汚染問題でこじれた場所だから、将来起きるかもしれない問題に備えて善意の元に(気を利かせて?)設けた。
2)性悪説
これだけの空間を作れば建設費用が上がるので、それだけ自分たち(誰か分からぬが)の儲けも増えるだろうとして設けた。
・・・・・・・
しかし、今回の問題は、性善説でも性悪説でも説明がつかないのではないかとぼくは感じている。
即ち、何の目的なのか誰も説明できない構造物が、自然発生的に出来上がってしまったのではないかという疑問である。
常識では起こりえぬ奇怪現象が起きたのではないか。
目的さえ分かれば、上の性善・性悪説は成り立つ。
これだけ巨大プロジェクトであるにもかかわらず、誰一人責任を取る者がいないという摩訶不思議。
いや、巨大プロジェクトだからこそ起きた現象なのか。
戦後71年。
日本人を見直す大きな節目じゃないだろうか。