・・・・・・っということで、カミさんの子宮頸がんの手術を担当してくれた医師が大学に戻ってしまいました。
腹空鏡手術のパイオニアで、本人も豪語していた通り、日本ではその手術では三本の指に入る腕前でした。
新しく担当になったのは彼の弟子で、カミさんの術後の指示も彼を通して今も細かくしてくれています。
・・・・・・っで、何を言いたいかというと、結局は良い医者に当たるか当たらないかが全てってことです。
有名大学付属病院でもなく、大きな国立病院でもなく、医者なんですね。
そんな名医も、教授の一声で大学に呼び戻され、今は下っ端で使われているそうです。
本来なら彼の手術の恩恵を受けるべき患者も、今ではそれも叶いません。
そういう意味で、カミさんはホントーにラッキーだったなぁと思わざるを得ません。
ぼくの母親の肺ガンの時も、たまたま韓国籍の名医に当たりました。
逆にカミさんの父親は駆け出しの医者に当たってしまい、あっという間に亡くなってしまいました。
ガンの治療技術も日進月歩で、ちょっとのタイミングの違いで本来なら治るべき患者も命を落とさねばならないケースも多いことでしょう。
まあ、その逆もあるんでしょうが。
結局のところ、人生なんて運だなぁ~と思わざるを得ないんでしょうかね。
少なくとも、医学界が年功序列ではなく、積極的に新しい治療法に取り組み、若い実力のある医師が自由に活躍できる世界でありますよーに。