・・・・・・っということで、電車の中で退屈凌ぎに。
誰かが旅というものは常に新しい出来事に対処しなければならないから面白いって言っていた。
勿論、人生そのものが旅であると言った人もいるくらいだから、毎日が新しいことに直面していることには違いない。
しかし、直面する新しさの質が違うのである。
普段は同じ環境の元だから、予想できる新しさなのである。
極端な話し、すぐ対応しなくても良いし、全く対応しなくたって済むことだって多い。
ところが、旅に出ているときはそうは行かない。
即、対応を迫られるのである。
コレが面白い。
海外旅行だったらもっと面白い。
良い種類の新しさだったら良いけれど、しばしば悪いことが起きる。
ぼくなんか何度言葉も通じず、何処かも分からない場所で路頭に迷ったことか。
日本だったら先ずそんな状況に陥ることはない。
見知らぬ場所にバスから放り出され、立ち尽くすときのなんともいえない不安が堪らない。
「アァ~面白い」とついつぶやいてしまう。
旅行好きって、案外自虐的な傾向があるのかもね。