・・・・・・っということで、日本人は電車に乗るときにはきちんと並ぶし、震災の時もコンビニのレジに並んでお金をちゃんと支払う。
海外のどの国にも見られない光景である。
電車がホームに入ってくると、どこにいたかと思うほどの数の人間が現れて、ドアに殺到する。
ハリケーンの去ったあと、ドサクサにまぎれてスーパーに押し入って略奪する光景がTVでアタリマエのように流れる。
これをもって日本人は公徳心が高い民族だといっていいのだろうか。
日本人は争いを好まず、譲り合いの精神を持っているといえるのだろうか。
たぶんそうだろう。
そう信じていたほうがいいだろう。
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だが、ぼくはちょっと違うんじゃないかという気持ちを抑えられない。
日本人が列を作るのは、「抜け駆けを許さない」社会だからじゃないだろうか。
自分は我慢してこうやって並んでいるので、他人も我慢して当然だという考え。
ホントーは自分が押しのけて先頭に行きたい。
でも、その気持ちを努力して抑えているのだ。
この抑える力は公徳心とか、公共心のような所謂「道徳」の力ではないような気がする。
道徳のような高貴な精神ではなく、妬みや嫉みといったほうがより近い低俗な精神ではないだろうか。
すなわち、上に這い上がろうとする者を引き摺り下ろそうとする醜い集団心理である。
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ちょっと、列を作ることからかなり飛躍した結論に至ってしまったが、必ずしも間違っているとは思えないのである。