映画【闇の列車、光の旅】 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、ディバさんオススメの映画。

観ましたよ。(^o^)丿



どんなに金をかけても、名俳優を集めても作れない映画というものがあります。

それは、地元の監督が地元の役者を使って作る映画です。

こればかりは、ハリウッドでも無理というもの。

かなり荒っぽいストーリーです。

でも、作りは全く荒っぽくない。

それどころか、細部まで練りに練られた緻密な作りになっています。

メキシコギャングの実態をこれほどリアルに描けるのは、現実に彼らの恐怖を身近に感じながら生活していないと無理というもの。

貨物列車の屋根の上で、風や雨に晒されながら国境を目指すプロセスが実にいい。

貧困が招く救いようのない現実。

主役の二人を含め、皆が存在感のある演技をしていて、まるでドキュメンタリーを観ているみたい。

こんな悲惨な現実を伝えるには映画しかないのかもと思わせる。

冗長になりやすいストーリーを、これだけ緊張感を持って見せる映画監督の才能は大したものです。

メキシコ映画は侮れませんよ~~(^o^)丿