・・・・・・っということで、まだサラリーマンで仕事をしていた時の経験。
ある厄介な問題が起きて、どう解決すればいいか分からない時、ファイルを【未解決ボックス】に放り込んでおくのです。
そんな未解決ボックスを忘れた頃に開けてみると、それらの問題がもう既に問題ではなくなっていたという、そういう経験を皆さんも何度かしたことがあるんじゃないですか?
そのときの上司が「それは時間が解決したんだよ」と言ったのです。
飲んだくれのドーショーもない上司でしたが、時々印象に残る言葉を発したものです。
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NHKの歴史番組で松岡洋右を取り上げていました。
あの、国際連盟で脱退パフォーマンスをした人物です。
彼に対してはあまり良い印象を持っていなかったのですが、ギリギリまで脱退に反対し、外交においては八分目で妥協するべきだと、当時の外務大臣に打電していたことを知り、印象が180度変わってしまいました。
ゲストコメンテーターが日本は「割り切りが早過ぎる」と発言していました。
追い詰められた時、席を蹴って出て行くのは一見格好良く見えます。
事実、脱退後に帰国した松岡は国民から英雄扱いされました。
でも、それは結局のところ、粘りが足りなかったのであり、もっと言えば「知恵が足りなかった」のです。
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交渉というと、ベトナム戦争の戦後について話し合うアメリカとベトナムの交渉(パリ協定)を思い出します。
そのときのベトナム代表団は実に粘り強かった。
アメリカを向こうに回して、何ヶ月も会議を引き伸ばし、結局はベトナム有利で締結しました。
ベトナム人の交渉力に、当時の世界は驚いたものです。
そして、協定締結後3年でベトナムは彼らによって統一されてしまいました。
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国際連盟脱退のとき、そして太平洋戦争突入前の日米交渉のとき、日本が会議を引き延ばしていたら、妥協の可能性も生まれていたかも知れません。
日本を追い込んでしまったほうにも反省の機会を与える意味にもなります。
何をするにも日本はあまりにも割りきりが早すぎるのです。
それは日本の潔(いさぎよ)さという美徳なのでしょうか?
少なくとも外交において、それは日本の弱点です。
あるところで思考停止してしまうのは、ある意味無能であることの証明に過ぎません。
これは自殺が日本で極端に多いということと共通点があるように思えて仕方ありません。
【未解決ボックス】にしばらく放り込んでおくのも、ちゃんとした知恵なのです。