ある聖職者との対話(その4) | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・っということで、宗教の役割は救済であると思う。

困っている人に対する物質的な救済ももちろん含まれるが、メインは心の救済だろう。

いかなる宗教でも、これは共通しているはずだ。

「辿る道は異なっても、目的は同じである」と言ったガンジー(たぶん)の言葉を彼に紹介した。

目的が同じなら、あらゆる宗教が一堂に会して、世界宗教会議を開催することは意味があると信じる。

だが、現実の世界は、各宗教間で協調しようという動きはない。

逆に自分の宗教が正しいと主張しあって、協調どころか宗教戦争の様相を呈している。

宗教の本質とはそういうものなのだろうか。

お互いを異教徒と罵り合い、他宗教を尊重しようとしない。

その傾向は一神教が強いように思われる。

・・・・・・

こんな考えを念頭に置いて、ぼくは彼にガンジーの言葉を紹介した。

彼は、それに対して別の道を辿ると終着点が同じとは限らないと言った。

そして、宗教は救済だけを目的としているのではないと重ねた。

彼はイスラム教のことを指して言ってるのか、同じキリスト教内の別宗派を言っているのかぼくは分からない。

たぶんぼく(ガンジーも)の考えは、あまりに理想主義で甘いものなのだろう。

何といっても彼は宗教の専門家である。

苦い経験をいくつもしているに違いない。

宗教はぼくが考えているほど単純ではないことだけは確かなようだ。

・・・つづく。