・・・・・・っということで、日本の城。
ある本に「鉄砲(火縄銃)の登場で、山城の意味がなくなった」と書いてあった。
これを読んだとき全くピンときませんでした。
日本の城は先ず山城(山に築く城)から始まって、時代が進むに従って平城(平地に築く城)に移行してきました。
城を攻める場も含め、敵より高い位置に陣地を構えるほうが有利なのは常識です。
鉄砲だって、よじ登ってくる敵を上から狙うほうが絶対に有利なはずです。
なのに、どうして山城の意味がなくなったんだろう?
これはしばらくの間ぼくにとって謎でした。
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ところが、ある説明を読んでアッという間にその疑問が氷解しました。
それは、火縄銃の構造なのです。
弾丸は銃口からの先込めですので、銃口を下に向けると中の弾がポロリとこぼれてしまうのです。
なぁ~~~んだ、簡単な理屈じゃないか。
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火縄銃の登場で戦術が大きく変化しました。
武田の騎馬隊が長篠の戦で織田・徳川軍になす術もなく敗れたのはよく知られていますね。
大砲の登場によって、天守閣などは無用の長物になり、五稜郭のような十字砲火を浴びせやすい西洋スタイルの城に進化していきます。
このように新兵器の登場により、戦術が根底から覆ることはしばしば起きています。
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ここから先は蛇足ですので、読まなくて結構です。^m^
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そうなんです、現代ではそれがますます顕著になっています。
アメリカ軍の無人機による精密爆撃技術には世界のどの国も敵いません。
レーダーに映らないステルス戦闘機のF22に対して、他の戦闘機が束になってかかっても勝てません。
ですから、相手の国が時代遅れの戦闘機100機持っていたとしても、こちらの新鋭機5機のほうがずっと有利だという現象が起きます。
イラク戦争のとき、ロシア製戦車を装備していたイラク軍はアメリカ軍の戦車の前では格好の標的でしかありませんでした。
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何を言いたいかというと、軍備は莫大な金がかかるということです。
常に最新の兵器を買い続けるか、持っている兵器のバージョンアップし続ける宿命を背負わされるのです。
ついこのあいだまで最新兵器だったのに、新しい兵器の登場でスクラップにしなきゃならないのです。
動くからイイっていうものじゃないのです。
壊れても保険がかけられません。
時代遅れの兵器に乗せて、足りない分は気合で(あるいは命で)補えと命令したあの時代を繰り返してはなりません。
それをしたら、先の大戦から何も学んでいないことになります。
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だれでも戦争はイヤだ。
二度と繰り返したくない。
全くそのとおりです。
しかし、戦争反対を叫ぶだけでは不十分です。
現実から目を逸らしたまま主張しても無意味です。
その現実とは、軍備には莫大な金がかかるということです。
戦争反対=軍備をしなくていいという意味ではありません。
もしそう考えたとすれば、他国の思う壺で餌食になるだけです。