【ザ・ワーズ 盗まれた人生】 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、凝った作りの映画。

丁寧だし、雰囲気もいい。



ところが、最後の解釈が観ている人に分かりにくい。

分かりやすくするためにもう少し説明すべきか、製作者は葛藤したことだろう。

残念ながら、観客との間にギャップが残ってしまった。

ホントーに残念。

だが、それほど難しくはない。

作家が盗作で名声を得た。

名声に有頂天になった彼は、美女と浮気したり、自分を見失う。

ところが本当の作者が現れた。

普通なら現金を要求してゆするという展開だろうが、そんな要求は一切しない。

作品は自分の人生そのものだから、それを盗んだ作家はそれなりの代償を払うべきだという。

作家は、悩む。

悩みから逃れたいがために、あれは盗作だったと発表しようとする。

結局彼は正直に発表せずに黙っていることにする。

悩みから逃れるために彼が取った行動、それは盗作をした作家を主人公にして小説を書くことであった。

その小説で、本物の名声を得たかったのだ。

ところが、その代償は大きなものであった。

愛する妻にも逃げられ、あまりにも大きな代償を払ったことに気付かされる。

美女を手に入れたとしても、空しさを抱えたまま生きなければならないことに気付く。

これこそ、本当の作者が望んでいた彼への復讐であった。

・・・というもの。

主演のブラッドリー・クーパーは「アメリカンスナイパー」でブレイク中の俳優です。

彼の目がイイネ。

☆☆☆☆★