・・・・・・っということで、凝った作りの映画。
丁寧だし、雰囲気もいい。
ところが、最後の解釈が観ている人に分かりにくい。
分かりやすくするためにもう少し説明すべきか、製作者は葛藤したことだろう。
残念ながら、観客との間にギャップが残ってしまった。
ホントーに残念。
だが、それほど難しくはない。
作家が盗作で名声を得た。
名声に有頂天になった彼は、美女と浮気したり、自分を見失う。
ところが本当の作者が現れた。
普通なら現金を要求してゆするという展開だろうが、そんな要求は一切しない。
作品は自分の人生そのものだから、それを盗んだ作家はそれなりの代償を払うべきだという。
作家は、悩む。
悩みから逃れたいがために、あれは盗作だったと発表しようとする。
結局彼は正直に発表せずに黙っていることにする。
悩みから逃れるために彼が取った行動、それは盗作をした作家を主人公にして小説を書くことであった。
その小説で、本物の名声を得たかったのだ。
ところが、その代償は大きなものであった。
愛する妻にも逃げられ、あまりにも大きな代償を払ったことに気付かされる。
美女を手に入れたとしても、空しさを抱えたまま生きなければならないことに気付く。
これこそ、本当の作者が望んでいた彼への復讐であった。
・・・というもの。
主演のブラッドリー・クーパーは「アメリカンスナイパー」でブレイク中の俳優です。
彼の目がイイネ。
☆☆☆☆★