・・・・・・っということで、「イスラム国」という名称である。
「・・・国」という訳は、まるで国家が存在するような印象を与えるから止めてほしい。
彼らは国家ではなく、単なるテロリスト集団なのだから。
「イスラム」というと、イスラム教と関係があるような印象を与える。
彼らはイスラムの教えとは全く関係のない、単なる犯罪集団なのだから。
・・・・・・っという声が聞こえる。
じゃあ、なんと呼べばいいのか?
「ISIS」;Islamic State of Iraq and Syria
あるいは、
「ISIL」;Islamic State in Iraq and the Levant(Levantとは地中海東地域)
または、
「ダーイッシュ」:ad-Dawlah al-ʾIslāmiyyah
と呼ぶのが相応しいという。
だが、どれも略語でその意味は、あくまで彼らが名乗る
「イラクとシャームのイスラーム国」
の訳に過ぎない。
気持ちは分かる。
国じゃないものを国とは呼びたくないし、イスラム教は殺人を推奨していないのにイスラム教徒と呼びたくない気持ちはよく分かる。
でも、どう訳そうとも、どう略語を使おうとも彼らが名乗っているのが正式名称でいいだろう。
彼らは国として扱ってほしいし、イスラム教徒の共感を得たいという魂胆の元、名付けたのであるから。
このネーミング一つを取ってみても、彼らの狡猾さがよく分かるというものではないか。
ぼくなんか、センスの良さに感心してしまうのだが。
呼称について議論が沸騰していること自体、連中の策略にまんまと乗っかっているとは思えないだろうか。
そこのところをきちんと理解してさえいれば、呼称なんてドーでもいいことなのじゃないかな?
古い話しで申し訳ないが、「日本赤軍」というメイドインジャパンのテロ組織が存在した。
(1970年から1980年代にかけて活動した。)
この呼称をもって、日本人はそんな思想を持った民族ではないとか、彼らは「軍隊」ではない、だからそんな呼び方は止めろといきり立つのと同じじゃないか。
あくまで彼らがそう名乗っただけの話しで、本質はテロリスト集団であったことは間違いないのだから。
ちょっと例が古くて、余計分からなかったかな?
「ナンとか民主主義人民共和国」と称している、なんとも皮肉な国名のどこかのお国のほうが分かりやすいかな?