神格化について | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・ということで、日本人は何でも神格化すると思いません?

落語の世界でも名人と称する師匠を祭りたてる。

相撲だって、横綱には精神的な面での手本であることを求める。

茶道だって、囲碁だって、書道だって名取や師匠として神格化する。

これはビジネスの世界にも当てはまる。

社長、特に創業者は神格化されやすい。

本田だって、ソニーだって、松下だって、創業者は経営の神様とされているではないか。

これは日本特有の現象ではないだろうか。

海外の会社でもカリスマという呼ばれ方で、この神格化が行われているではないかという意見もあるだろう。

だが、神格化とは神秘化に繋がる点で、実力主義のカリスマとは大きく異なる。

日本人はどのような組織でも、頂点に神格化された人物を置いて、それに従うヒエラルキー構造を作るのが好きなようだ。

そして、各個人がその構造の中に居場所を見出すことによって安心できるのである。

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特に戦後、このような創業者のリーダーシップにより、日本特有の企業が沢山生まれ、そして成功してきた。

だが、もうその創業者たちの殆どは故人になってしまった。

残ったのはヒエラルキー構造の会社である。

そういう構造の会社には、絶対的な神格化された人物が社長として頂上に存在しなければならないという宿命を持つ。

ここが日本企業の強みであり弱点でもある。

例えば西武グループを思い起こして欲しい。

堤社長を神格化して、毎年社員がそろってお墓参りしていたというではないか。

これなどは、神格化の典型的な例であると思う。

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問題なのは、そのような企業の社長が神格化でもってコントロールしようとすることである。

社長として必要な資質は、そういう有無を言わせない神秘的な力もあろうが、本来は実力を伴ったカリスマ性であろう。

ところが、そのような資質を持っていない社長の場合が大変困る。

例えば、同族経営の企業である。

創業者の持っていたカリスマ性は、必ずしもその息子たちには受け継がれないものである。

そこで、二代目、三代目と社長業が移譲される上で神格化は必ず必要となる。

なんたって社長は神なのだ。

神には無条件で逆らわないものである。

だが、この情報社会、能力のない社長など簡単に見破られるものである。

しかし、会社の構造は神格化された社長が頂点に立っていなければならないという前提で作られているのである。

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ぼくは、このような日本的会社の構造がダメだといっているのではない。

今でも同族会社は沢山日本に存在する。

トヨタやサントリーのように同族経営で成功している企業もある。

一方、大成建設のように実力主義で社長を選んでいる企業もある。

問題なのは、能力のない社長が血縁という理由だけで選ばれることである。

そういう社長に限って、自分は神だから社員は無条件に従うものだと勘違いしている。

実は、日本にはそういう会社で溢れている。

そして、そういう会社は必ず無条件に従う優秀な社員によって支えられているものだ。

ぼくがイケナイといっているのはこういう会社のことだ。

何故経営手腕のない社長がトップに座っていて成り立つのか。

外から見ればこれは不思議でならないだろう。

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ここに、いい例がある。

日産自動車である。

カルロスは経営のプロである。

その証拠に、日産のみならずルノーのトップも兼任している。

だが、彼は神格化されているだろうか。

日産そのものは日本特有の構造を持ったままに違いない。

どんなに彼が実績を上げたとしても、彼は日産の社員たちからは神とは認められないだろう。

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ぼくのいいたいことは簡単だ。

日本の企業のトップには、日本人の経営のプロが就くべきだ。

日本にはこの経営のプロがあまりにも少ない。

それは、日本の社会はそういうプロを育てる仕組みがないからだ。

そういう教育が決定的に不足しているのだ。

日本の会社は、社員を育てていく過程でそういう資質を持った社員を選別し、会社が育て上げているのである。

実に非効率で、不確実性に満ちたやり方だ。

これからの社会、他から経営のプロを引き抜いて据え付けることを本気で考えなければならない。

外国では当たり前に行われていることだ。

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繰り返すが、日本の会社構造が悪いといっているのではない。

カリスマ性のある創業者が去った後の日本の企業がどうしなければらないか、その対応策を考えろといっているだけである。