・・・・・・っということで、トルコという国の印象を書く。
あくまでも印象ですから。
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トルコ人の身なりはパッとしない。
何かくすんでいる。
イメージとしては皆ジャージを着ている感じといえば分かるだろうか。
こざっぱりとしていない。
男性は農業従事者か、労働者のように見える。
女性も日本人女性とは違い、ブランド物とは程遠いファッションである。
平たくいえば、貧乏なのだろう。
知識として、出稼ぎが多いことも知っている。(変な表現)
ドイツではかなり底辺の仕事をしているし、その上嫌われてもいる。
国土を見るかぎり、岩が多いものの、農業や牧畜には適していると感じる。
なのに貧しいのは何故か?(勝手に貧しいと決めつけちゃっているが。)
工業化が遅れたに違いない。
若い労働力を吸収するだけの産業がないのだろう。
唯一付き合って知っているのが、いわゆるゼネコンである。
ぼくの知るかぎり、土木はしっかりしている。
人間も優秀である。
その証拠にハイウェイの質は高い。
あとどんな産業があるか勉強不足で知らないが、巨大な企業があって、国内に貧富の差が広がっているのではないか。
何かそういう不満が、マグマのように溜まっているような気がしてならない。
決して無教養ではなく、ちゃんとした教育を受けていると感じる。
性格も粗野ではなく、礼儀正しい。
チャンスさえあれば、勤勉に働く良い労働者だろう。
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トルコといえば、かつてオスマン帝国時代にはウィーンを包囲したほどの強大な国家であった。
いまのトルコ人の心にその時のプライドは残っているはずだ。
露土戦争、第一次世界大戦の敗北によって、ヨーロッパから陰湿なイジメを受けた(ている)に違いない。
未だその時のダメージが残っていて、トルコの発展を阻害しているのはまさにこれが原因だろう。
だって、彼等から見れば、アジア人なのだから。
このあたりがマグマの正体ではないか。
歴史というものは恐ろしいものである。
こうみてくると、日本と重なる部分が大きいことに気付く。
徹底的にやっつけておかなければ、また何をしでかすか知れない。
反面、これは相手の実力を知っているからである。
日本の幸運は、上手く工業化が進んだことと、負けた相手がアメリカであったことだろう。
ヨーロッパはずっと執念深く手ごわい。
トルコの苦労が忍ばれる。
トルコ人の中に共鳴する波長を日本人が見付けるのと同じように、トルコ人も日本人の中に同じ波長を感じているとすれば、そういう歴史背景にあるに違いない。
だって、日本はあの憎っくきロシアをやっつけたことがあるんですから。
もしトルコに再生の道があるなら、工業化ではないだろうか。
インフラとしての鉄道の利点も知るべきだ。
そういった方面で日本がのトルコにおけるビジネスチャンスがあるはずだ。
日本がトルコの移民で溢れかえるのは真っ平御免だが、日土同盟?で欧米を驚かすのは面白いかも知れない。
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