・・・・・・っということで、転んでもただでは起きないのが小説家だろうか?
たぶん間違いないと思うけれど、彼が肺を病んで療養中の経験を元にして書いた小説。
何の変化もない退屈な入院生活を人に読ませる作品に仕上げてしまう。
小説家たる者こうでなければならない。
変化をつけるために、手紙形式にしている。
今回の主人公は若い青年(二十歳?)の視点で描いている。
手っ取り早く言えば、主人公と女性看護師2人の三角関係の話である。
とはいっても生々しいものではなく、日常何気ない会話の中に隠されている相手を恋する若者たちの心理描写である。
その恋心をさらに友への手紙の中で語らせている。
読者はその手紙を読む経過の中で、この主人公の心の動きを推理するという仕掛けである。
なかなか凝った演出であり、そしてそれが見事に成功している。
新聞か何かの連載で書かれたものらしいが、手紙という形式はそういう区切りのある執筆条件を上手くクリアしている。
さすが太宰治、策士の面目躍如である。
さて、中身であるが、社会に出る前の頭でっかちの青年の心理描写がメインである。
さらに、終戦直後のアメリカ軍が進駐する中の不安な世相も上手く反映できている。
そして、戦後若者がどう変わるべきかちょっとだけ肩に力が入っていて、特に女性の変化に好感と期待を込めている。
敗戦直後の若者たちの心理が良く伝わってきた。
たぶん間違いないと思うけれど、彼が肺を病んで療養中の経験を元にして書いた小説。
何の変化もない退屈な入院生活を人に読ませる作品に仕上げてしまう。
小説家たる者こうでなければならない。
変化をつけるために、手紙形式にしている。
今回の主人公は若い青年(二十歳?)の視点で描いている。
手っ取り早く言えば、主人公と女性看護師2人の三角関係の話である。
とはいっても生々しいものではなく、日常何気ない会話の中に隠されている相手を恋する若者たちの心理描写である。
その恋心をさらに友への手紙の中で語らせている。
読者はその手紙を読む経過の中で、この主人公の心の動きを推理するという仕掛けである。
なかなか凝った演出であり、そしてそれが見事に成功している。
新聞か何かの連載で書かれたものらしいが、手紙という形式はそういう区切りのある執筆条件を上手くクリアしている。
さすが太宰治、策士の面目躍如である。
さて、中身であるが、社会に出る前の頭でっかちの青年の心理描写がメインである。
さらに、終戦直後のアメリカ軍が進駐する中の不安な世相も上手く反映できている。
そして、戦後若者がどう変わるべきかちょっとだけ肩に力が入っていて、特に女性の変化に好感と期待を込めている。
敗戦直後の若者たちの心理が良く伝わってきた。
