・・・・・・っということで、【永遠のゼロ】を観に行った。
まだ映画館でやっていることに驚く。
そして、満員とは言わないけれど、結構な数の観客が入っていた。
ダメ、
ぜんぜんダメ。
こういう泣かせる映画は、監督の術中にまんまとはまって泣いてしまう。
ストーリーは知り尽くしているのに、涙が溢れてきて、頬を伝って顎からポトポトと落ちてしまった。
太平洋戦争の俯瞰図を描いた原作とは違い、映画の作品として描くにはこれくらい大胆に削り取らなければならないけれど、かなり成功していたと思う。
もちろん、削る部分ばかりではなく映画として成立させるには、原作にないことも付け加えなければならない。
一番気になった点は、おじいちゃん(継祖父)を生かしていたこと。
確か原作では、とっくに死んでいたはずなのに、生かしておいて多くを語らせている。
ここは原作どおりでないと、孫たちがおじいちゃんの過去を辿る作業が無意味になってしまう。
最初から継祖父から死んだじいちゃんの話を聞けば済んでいたはずだからだ。
・・・・・・
映画としては良く作りこまれていて、合格点の作品といえよう。
欠点は、説明が多すぎることだ。
説明台詞って言うのかな?
小説家としてはみっともないといわれる手法だ。
特攻で死んでいった人達の気持ち、その人たちが守りたかったもの、いまの日本が忘れ去ってしまったもの・・・・・・
そういうものは、台詞で説明しないほうがいい。
映像で、演技で、構成で観客に考えさせるものだ。