・・・・・・っということで、大阪市長選の結果。
順位 候補者名 得票数 得票率
1 橋下徹 377,472 87.51%
2 藤島利久 24,004 5.56%
3 マック赤坂 18,618 4.32%
4 二野宮茂雄 11,273 2.60%
無効票 67,506 13.53%
有権者数211万4978人、投票総数49万8918票、投票率は23.59%。(前回の60.92%)
これが全てである。
当選は橋下氏で、圧勝である。
これによって、彼は大阪都構想に対して信任が得られたと堂々と胸を張るべきなのに、そうしなかった。
都構想の設計プランを作れとの信任を得たとトーンダウンした言い方をした。
なぜなら、あまりに低い投票率だからである。
大阪市民は、都構想なんて興味がないんだと言われても仕方がない。
だが、それに対して、377,472票という数字は、過去の当選者の得票数と比べ、なんら劣らないと彼は主張した。
これは、ウマイ主張である。
一方、反橋下陣営は、これほど低い投票率だから、信任されたとは言えないと主張した。
これは、マズイ主張である。
選挙制度を否定する発言であるからだ。
・・・・・・
結果は数字で明確に出てくる。
だが、それに対する解釈はいくらでも出来る。
そもそも、統計とはそういうものなのだ。
出てきた数字から、自分に都合の良いように解釈しようとするものだ。
白票の多さから、民意を分析してもいいだろう。
投票率の低さを、対抗する候補者の不在だと分析してもいいだろう。
橋下率いる維新の会の人気の陰りと見てもいいだろう。
それは自由だ。
だけれども、選挙結果は間違いのない事実である。
公正な選挙の結果、橋下が圧勝したのである。
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問題なのは、民主主義の根幹である神聖な選挙を、彼らが弄(もてあそ)んだことである。
白票が多かったのは、そういうことに対する抗議と解釈すべきなのである。
選挙民は、選挙の重要性を知っているからこそ、自分の義務を果たすためにわざわざ投票所まで足を運んだのである。
白票を投じるために・・・・・・。
ここのところの重さを、よぉ~~~~く肝に銘じて欲しい。
橋下陣営も、反橋下陣営も、選挙を弄んだのである。
彼らの罪はとても重い。