商工農士? | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、NHK【軍師 勘兵衛】を観た。

荒木村重が登場した時点で、史実に忠実というより、物語の面白さに重点を置いているんだなぁ~と改めて感じさせられた。(^^ゞ

堺の賑わいのシーンで、連想したのが「士農工商」である。

これは士である武士が考えた序列なので、「士」が一番上なのは分かる。

だが、何で「商」が一番低かったのか?

そして、「農」がなんで2位だったのか?

不思議ですよね。

どう考えたって、農民に対するヨイショですよね。

えっ?

違うって?

農の意味は「豪農」で「貧農」じゃないのかもねぇ~。(^^ゞ

・・・・・・

ところが、現代を見てみよう。

序列はほとんど逆ですよね。

「商工農士」じゃないですか?

これってスッゲェ皮肉だと思いません?

オットドッコイ、職業に卑賤はないとの反論が出るでしょう。

それは当然です。

ぼくも認めます。

だけれども、今の日本の社会を見ると「士」の地位は、「商工農」に比べて低いと思いません?

またまたこの意見には反論が百出すると思いますが、ぼくの意見はこのブログで以前書いた「軍服について」 の通りです。

・・・・・・

現代社会を支配するのは、経済であることには誰も異存はないでしょう。

即ち世の中は「商」がリードしているのです。

封建社会では、士は商工農の上でなければならないのです。

江戸時代の士農工商は武士にとって都合のいい序列だったのです。

では、武士階級の弱点はなんだと思います?

それは唯一「非生産階級」であることです。

彼らは消費するばかりで、一切の生産活動をしない。

そんな階級は、社会にとって有害でしかない。

うがった見方をすると、非生産階級であった武士階級が、商が将来脅威になることを警戒して、一番下の階級に分類したと考えられません?

・・・・・・

ここでもう一度考えて欲しいのは、非生産階級は有害ですか?・・・ということです。

経済オールマイティーの考え方が正しかったのですか?

・・・・・・

「商」が世の中をリードするのは、それはそれでイイ。

だけれども、「士」のマインドを忘れるなっ!

・・・っと言いたかったのはそれだけです。