・・・・・・っということで、タイが反政府デモで大荒れのようである。
言っちゃ悪いが、とても面白い。
タイは一応選挙で選ばれた首相がトップだ。
ところが、以前はタクシン首相が強権をふるって制度改革を進めた。
麻薬の撲滅や経済政策で成果を挙げた。
権力が彼に集中するに従い、政権は腐敗していった。
そして、民衆のデモから軍のクーデターへ。
発展途上国にお決まりのコースである。
こういう政権交代を民衆の勝利みたいに美化して見る傾向があるが、実のところ独裁的な政権に対して、既得権益の層とそれに乗り遅れた層が反発し合う。
上手くゴマをすって美味しい汁を吸える連中は良いが、おこぼれに預かれない層の不満が蓄積していく。
結局のところ、民主化運動という美名に隠れて、自分たちの損得で行動しているの正体だ。
タクシン時代を懐かしむ国民が相当数存在することは現地で確かめた。
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首相とは異なり、大統領制を採る国がある。
大体この制度を採用している国は、戦争を頻繁に行う国だ。
アメリカ、フランス、アフリカ諸国、そして韓国だ。
戦争を遂行するためには、一人の人間に権力を集中する必要があるからだ。
戦争大好きの中国はどうかというと、共産党による一党独裁国家であることは周知の通りだ。
いまは大人しくしているが、イザとなったら毛沢東みたいな危険人物が登場してくる波乱を常に秘めている。
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一応どの国も、民主的な国家であることを標榜している。
なんたって北朝鮮でさえ、民主主義人民共和国と名乗っているくらいである。
こうやってみてみると、民主主義にも様々な段階があることが分かる。
すると、日本はどうなのか?を当然考えなければならない。
独裁制でもないし、大統領制でもない。
だからなのかどうかは分からないが、国民は強烈なデモを行わない。
デモをしても、機動隊にぶん殴られることもない。
それは、強烈な既得権益層の形成を国民が望まないからなのだろうか。
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今の日本はちょっと自信をなくしているように見える。
大きな民主化の流れの中で、日本は最先端を進んでいると考えるのはどうだろうか?
だって、一応文句を言えるし、一応貧富の差も激しくないし、一応国民は中流だと意識しているし、一応町は清潔だし、一応安全だし、そして何より戦争をしないで済んでいるし・・・一応。
その理由は、日本が国会優位の立憲君主制を採用しているからではないだろうか。
もちろん国王の代わりに天皇を戴いている。
これほど口を出さない君主も珍しいが、国民の精神の拠り所となっていることは間違いないだろう。
それに比べ、タイのブミポン国王はしばしば口を出さざるを得ない。
立憲君主国を採用している国をざっと見ると、安定している国がヨーロッパに多い。
人類は様々な政治制度を発明してきたが、結局のところ国会優位の立憲君主制が一番優れた制度ではないだろうか。
そして、その中でも日本は最先端を進んでいる国ではないかと気付く。
こう考えると、少しは日本人も自信を持っていいのではないだろうか。
尤も、最先端を走るにはその自覚が不可欠だけれどね。