・・・・・・っということで、個人的には「じぇじぇじぇ」がぶっちぎりの大賞だろうと思っていた。
ところが、普段の生活であまり使用頻度は高くないのである。
驚いたときにじぇじぇじぇ( ‘ jjj ’ )/は使いやすいように思うけれど、
却ってウケ狙いの感が強すぎて、使いにくいのである。
しかも、あまりにも旬の期間が短すぎる。
劣化するのが早すぎて、使うのに恥ずかしい。
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それに比べて、「やられたらやり返す。倍返しだ!」というセリフには、普遍性がある。
即ち、時代とともに劣化する度合いが低いのだ。
しかも、パターンの豊富さが挙げられている。
「100倍返しだ」という変形もある。
「やれるもんならやってみなっ!」という返礼のパターンも既に人気だ。
すると、どう見たって、( ‘ jjj ’ )/よりは含蓄がある言葉なのである。
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次に、「お・も・て・な・し」である。
これは前者らと全く異なり、使った本人にはまったく流行語大賞狙いの意識がない点である。
使った本人が意識していないこと・・・これぞ流行語大賞の原点である。
そして、これにはジェスチャーが付くのがユニークなのだ。
左手の指をすぼめて、右から順に(見る側からすれば左から順に)五つの言葉が続き、合掌して終わる。
この五つの言葉は、五つであれば何でもOKなのだ。
スゴイっ!!
「ろ・く・で・な・し」でも、「お・も・て・で・ろ」でも何でもいいのだ。
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こうやって見ると、今回複数の大賞受賞の判断はとても合理的で、大人の判断であったと評価できるのではないだろうか。