・・・・・・っということで、ニーチェのあまりにも有名になりすぎた「ことば」。
・怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。
正確には:
・怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。 『善悪の彼岸』--146節
"Wer mit Ungeheuern kämpft, mag zusehn, dass er nicht dabei zum Ungeheuer wird. Und wenn du lange in einen Abgrund blickst, blickt der Abgrund auch in dich hinein."
分かったような気持ちになるが、実は分からない人が殆どだ。
かく言うぼくも分かっていない。
「世の中には知らなくていい世界というものがある」
・・・と常々書いてきたし、実際にそう心がけている。
だけれども、その「知らなくていい世界」は魅力があるのも事実だ。
簡単な例えとして「ヤクザの世界」。
大人になれない大人たちの世界だが、それはそれでちゃんと自己完結している世界だ。
近づかないに越したことはない。
難しい例えとして「狂気の世界」。
シリアルキラーとか、自殺願望者の世界。
確かに魅力的だ。
でも、近づくのはやめた方がイイ。
貴方は自分が思っているほど許容値は高くない。
貴方は自分が思っているほど図太くない。