イチローの匠の世界 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、イチロー君おめでとう。

4000本もヒットを打ったんだって?

日米通算だから価値が下がるって主張する人もいるらしいが、米米だったらもっと打っていたかも知れませんよ?

・・・っと、言えば黙らざるを得ないでしょ?

どんなにケチを付けようとも、ケチが付けられない記録です。

長島さんが、怪我が少ないからこそ、それだけの記録を作ることが出来たというコメントは流石だと思う。

松井だって、松坂だって怪我に泣いた。

イチロー君の体調管理だけでも賞賛に値する。

一度、本物のイチローを見たことがあるけれど、試合中だろうがナンだろうが、常にストレッチしていたじゃないか。(@_@)

そして、ダッグアウトにいるときの彼のTV映像は、バットを撫でさすっているか、グラヴを磨いている光景しか映らない。

・・・・・・

正直に言おう。

ぼくは彼のことを変人だと思っている。

たぶん、アメリカ人も変人だと思っているはずだ。

ダッグアウトの一番隅っこに座っていて、滅多に前面の手すりに出てチームを応援しない。

常に他人を寄せ付けず、孤高を保っているように見える。

だから、彼はチームのことではなく自分の記録だけ興味があるんだなんて非難される。

彼のヒットを見ろよ。

ボテボテの内野ゴロだけれども、左打席をいいことに打った途端に走り出しているじゃないか。

セコいんだよなぁ~。

・・・なんて言われる。

さらに、日本人は卑怯なんだよナァ~~なんて言われているんじゃないのか?

・・・・・・

変人OK。

でも、セコいは許せん。

さらに卑怯は絶対に許せん。

・・・・・・

ぼくはイチロー君を見て「いかにも日本人だナァ~」と思う。

それは「匠の世界」に入っているからである。

「匠の世界」とは何か?

「見て覚えろ」の世界だ。

39歳という若いイチロー君でも、結局「匠の世界」なんだなぁ~~~

彼は彼の築いてきたノウハウ、取り組みの姿勢、技術、練習方法、着目点、を言葉で伝えようとしていない。

要するに、「見て覚えろ」なのだ。

誤解されたって、「正しいことは正しい」。

他人からいくら批判されていても「分かる人は分かる」。

分かりたけりゃ「オレを見ろ」

・・・・・・っだ。

日本の文化の伝承は常にこのスタイルをとる。

匠の世界は全てこれだ。

説明の余地はないでしょ?

下積みの苦労を経ずして、伝統は伝えられない。

「最初は理由が分からなくても、我慢していれば悟る時期が来るものだ」。

・・・・・・

ぼくに言わせればコレが日本の弱みなんです。

そしてコレが日本の最大の強みなんです。

「見て覚えろ」は確かに伝統の継承においては正論でしょう。

でも、これからの時代は「数値化」出来るか否かなのです。

もし、師匠が「見て覚えろ」っと発言したとき、弟子は「ナンだこの師匠は自分の技術を数値化する能力がないからそんな言い方しか出来ないんだ。」と判断してしまうのです。

実は日本の芸術なり、技術は全てこういう伝達方式なのです。

だからワールドスタンダードになりえないのです。

・・・・・・

もう一度イチローに戻りましょう。

彼は積極的に人と交わらず、ひたすらストレッチをし、グラヴを磨き、バットを撫でさすっているのです。

・・・・・・だから、彼は偉大な日本人なのです。