・・・・・・っということで、恒例の「何人とは・・・」の決め付けシリーズ。
=イギリス人は親切である=
それは決して押し付けがましいものではないし、出し惜しみをするものでもない。
ぼくら外国人が困っているとき、それは必ず期待できるものである。
いろいろな国に行って、いろいろな親切に出会ったが、イギリスのそれは何か表面的でない奥深さを感じた。
=イギリス人は我慢強い=
古いものでも大切に使うというと褒め言葉になるが、実は時代遅れで不便だけれど、我慢して使っているのではないか。
食事が不味くても、地下鉄が快適でないのも、満員電車をパスして次を待つのも、同じ我慢強さを表しているのではないか。
カミサンに言わせると、細かいことを気にしない。
もっと言えば、大雑把で適当な国民となる。
コチラの表現のほうが正しいかも。
こういう性格だったからこそ、過酷な帆船航海に耐え、海洋国家として覇権を握れたのではないか。
=イギリスには階級が厳然として残っている=
明らかに労働者階級と見分けられる人がいる。
服装にしろ、言動にしろ、振る舞いにしろ、それを隠さない。
日本人だと、全員がプチブルジョワジーのように見えてしまうのに。
旅行者の目の前に彼らは姿を現さないが、当然上流階級も存在することは、容易に想像できる。
=イギリスには観光スポットが溢れている=
なんでもない普通の田舎の村に、何故世界中から観光客が集まってくるのか。
ロンドンにはなんでこんなに見所が多いのか。
自分たちの過去の歴史の価値に自信と誇りを持っているのは当然だが、国民レベルで観光とはどうあるべきか理解されているのではないかと感じた。
その点、日本の意識の低さを痛感した。
日本は豊富な観光資源を持っているのに、それに気付かない。
=パブの存在=
パブは社交場として地域に住む人間同士の交流、情報交換の機能を持っている。
フランスにも、スペインにも、イタリアにも、ドイツにもそういう場所が必ずある。
絶対に欠かせない存在なのだろう。
日本にそれが無いのは、異常だと考えてもいいのではないか。
居酒屋があるだろうといっても、他の客と親しくなる場では決して無いだろう。
地元の人ばかりのパブに入るのには気が引けてしまうが、決して排他的な場所ではない。
バーテン(女性も含む)の対応が実に上手い。
=イギリス人は朝からビールを飲む=
コレにはぼくもビックリ。
いい国だ。(^o^)丿