入館するときはチョッとばかり緊張した。
だって、ぼくは日本人だから。
記念館から出てくる団体客とすれ違う。
どの顔も、なにかに憑り付かれたような表情をしている。
よりによって、ぼくと同時に入館するのは、高校生位の韓国人の若者達だ。
日本人である気配をなるべく消さなくてはならない。
・・・・・・
ところが、入館するとすぐにinformation担当がやって来て、Japanese向けのガイドブックを手渡された。
ドォ~して判るの????
そして、正面にある彼の座像をカメラで撮れという。
逆らっても仕方ないので、そりゃぁ写しますよ。
入り口の説明書きには、ハングル、英語、日本語で書かれていた。
日本語で、どういう説明をしているか、興味を持った。
ところが、途中から日本語の表記が省略されてしまう。↓
漫画では、日本人に刀で脅された官僚が、不公平な条約にサインさせられている。
安重根の生い立ちから幼少期の説明コーナーでは、彼が如何に才能溢れていて勇敢であったかが語られている。
まるで北の将軍様の幼少期のようだ。
そして祖国の独立を勝ち取る決意をし、その証として左手の薬指の第一関節を切り落とす。
ご丁寧に切り落とされた血まみれの指の模型まで展示している。
これが入館者に与える効果はどんなものだろうか?
伊藤博文はロシアの蔵相と会談するため中国のハルピン駅に着いたところを、安が撃った3発の弾を受ける。
その場面が等身大人形で再現されている。
↓堂々と拳銃を発射する安。
↓胸を押さえ崩れ落ちる伊藤。
臨場感を高めるために、音響効果も加えられている。
韓国人はこの場面を見てどう感じるのだろうか?
裁判の様子の再現。↓
堂々と主張する安。
ご丁寧に安の口と体が動く仕掛け。
このあと、劣悪な牢獄も再現されている。
彼が書き残した書には、全て手形が押されている。
もちろん左手である。
記念館の前には黄金色の銅像。
颯爽たる国民の英雄の姿だ。
