・・・・・・っということで、定番のガウディの建築を見て回っている。
どこもスゴイ人気で、行列ができている。
観光バスが何台も停まって、中にはいわゆる車内観光で済ましたりしている。
並ぶのが大嫌いなぼくには、中に入るのを諦めざるを得ない。
特に、サグラダ・ファミリアは家族の者が絶賛するので入りたいのはヤマヤマだけど、帰ってからもういちど写真を見ながら解説してもらうことにする。
さて、この異常とも思えるガウディ人気、いったい何故なんだろう?
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ぼくは彼のパトロンであったグエルという人がスゴイと思う。
まあ、金持ちの道楽といっちゃオシマイだが、彼の才能を認めたことは彼の功績だろう。
バルセロナ市も彼のおかげで、こんなに観光客がやって来て金を落としてくれるのだ。
グエル様様じゃないだろうか。
一目見て判るのだが、ガウディの造るものには金がかかる。
ムチャクチャ手がかかる設計なのだ。
それに資金を提供したグエルという人物、半端ない金持ちと同時に変人だったのだろう。
ガウディの才能は素晴らしい。
だが、その評価は今だからできるのであって、もし彼のような変人がこういう建物を作りたいといって来たら、あなたは金を出すだろうか?
ヒッピーの描く絵のようだっただろう。
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彼の作品は窓の直線を除いて、曲線ばかりだ。
人間の作るものは直線ばかりで、自然界には直線は存在しない。
ぼくの勝手な解釈だが、彼の建物はまるで生き物のように見える。
グロテスクといっていいだろう。
サグラダ・ファミリア聖堂の中に入れなかったのだが、たぶん生き物の体内にいるような感じがするのじゃないだろうか?
それも、胎内といったほうが良いかも知れない。
グエル公園の広場を支える柱群があるのだが、そこから上を見たときそんな感じがした。
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彼の作った建物は市内にあちこちあり、まだ現役なのである。
アパートにはちゃんと人が暮らしている。
ちょっと自慢かも知れない。
「オレはガウディの作品の中に住んでいるんだぜ」・・・って。
でもぼくは、この観光客の群れが押し寄せる建物には住みたくないね。
P.S. あとで、グエル氏とガウディを調べてみました。
だいたい想像していた通りでした。
ガウディの晩年は人から遠ざかって、かなり変人ぶりだったようです。
最後は市電に轢かれて死んだそうです。
浮浪者と間違えられ、手当てが遅れたとのこと。
悲しい最後ですね。
でも、彼は幸せだったと思います。
だって、良いパトロンに恵まれたのですから。
ダ・ヴィンチにしてもあれだけの才能が有りながら、ずっとパトロン探しに明け暮れていたのです。
芸術家とその才能を見出す人物の組み合わせが如何に難しいものか、考えざるを得ません。