・・・・・っということで、カミサンがツタヤで借りてきたDVD。
【Good Doctor】
オーランド・ブルーム主演。
オーランド・ブルームの、オーランド・ブルームによる、オーランド・ブルームのための映画。
彼が、製作まで携わっている。
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いい、発想の映画だ。
Good Doctorといわれる医師でも、たたけば埃が出るという、
タブーにチャレンジした映画だ。
いい発想なのに、作品の出来映えはイマイチだ。
観客はバカなようでバカじゃない。
ストーリーにつじつまが合わないと、物語に入り込めないのだ。
どんなに優れたストーリーでも、ディーテールに誤魔化しがあると、
白けてしまうものなのだ。
逆に馬鹿げたストーリーでも、入っていけるのだ。
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ただ、オーランド・ブルームのファンにとっては、たまらない映画だろう。
「案外、彼は演技上手いじゃん」・・・
という印象を与える。
これは、まさしく彼の意図したところだが、
ズバリ意図したとおりの効果を与えたがために、
駄作に終わってしまったというこの皮肉を
彼はどう受け止めているだろうか?